【売りを仕掛けやすい状況、短期的にはショートカバー狙いも】

売りを仕掛けやすい状況、短期的にはショートカバー狙いも

2007年04月24日(Tue)
【売りを仕掛けやすい状況、短期的にはショートカバー狙いも】
NYDOW 12919.40 -42.58
NASDAQ 2523.67 -2.72
CME 17450 -30(大証比)
NY円 118.58 -0.15

「売りを仕掛けやすい状況、短期的にはショートカバー狙いも」

 昨日の日経平均は小幅上昇。海外市場の上昇を受けて買い先行で始まったが、その後は本格化する決算発表を前に様子見ムードが強まり、次第に膠着感を強めている。後場に入ると昼のバスケットがやや売り込め優勢との見方などもあり次第に上げ幅を縮める中、HOYAが決算発表後に下げ幅を広げたことも嫌気され利食いの動きが強まっている。先物市場では前場の高安水準を下にブレイクしたことから仕掛け的な売りも出ていたようである。

 規模別株価指数も大型、中型、小型株指数ともにマイナスになっている。特に新興市場の中小型株への見切売りが続いている影響もあり、中型、小型株指数の下げが目立っている。個人投資家の参加比率の高いソフトバンクも売りが優勢となったほか、みずほFGなど銀行株の一角も下げに転じている。

 ソフトバンクやみずほFGなどの動きをみても、個人投資家のマインド低下が現れているように感じられる。押し目買い意欲は後退し、見切売りを強めている。信用の買い方も追加担保を入れるというよりはクローズが優勢とみられる。一部週刊誌で「新興市場に気をつけろ!」との特集記事なども嫌気されていたようだ。
 先物市場では欧州系の一方向の大口売買に振らされるほか、前場高安をどちらかにブレイクすると走りやすい傾向にある。相場全体を反映した商品であり、流動性も備えているため、マネーゲーム的な資金も多く流入していると考えられる。外部環境、現物主導という流れというよりは、先物に振らされる展開がしばらく続きそうだ。
 ただし、新興市場の見切り優勢、ソフトバンク、みずほFGなどの下げをみても、買い方の整理が進捗している状況である。需給悪化を強めている下げというよりも、改善に向かっている下げであるため、オーバーシュート気味の売りに翻弄されないことであろう。昨日、決算後に値を下げていたHOYAだが、市場コンセンサスをやや下回っ
たことから売られたようだ。しかし、市場予想との乖離は想定されていたことであ
り、リバウンドをみせられるかが注目される。また、ザラバの決算予定ではJSR、FTECなどが予定されている。売りを仕掛けやすい状況であり、コンセンサス範囲内で下押すようなら押し目買いの好機となる可能性もありそう。需給はショートに傾きやすく、短期的にはショートカバー狙いも有効であろう。引け後には、エルピーダ、キヤノン、KDDI、ファナック、大証、ヤフーなどが予定されている。そのほか、原油価格の上昇、貴金属市況の上昇を背景に、資源関連への物色がみられそう。また、TOPIX流動化調整を26日終値で控えており、流動性調整から外れ、インデックスファンドからの買い需要が期待できる銘柄への先回り的な動きもみられそうだ。

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