【短期資金は新興市場や鉄鋼、造船、ミニ日経先物へ】

短期資金は新興市場や鉄鋼、造船、ミニ日経先物へ

2007年01月17日(Wed)
【短期資金は新興市場や鉄鋼、造船、ミニ日経先物へ】
225平均 17261.35 +58.89/出来高 21億9948万株/売買代金 25945億円
TOPIX 1706.76 +3.22/SP TOPIX 1498.88 +3.13
JASDAQ平均 2166.28 +7.74

「短期資金は新興市場や鉄鋼、造船、ミニ日経先物へ」

 日経平均は反発。58.89円高の17261.35円(出来高概算22億株)で取引を終えている。16日の米国市場でナスダックが下落していたことや、インテルの時間外の下げなどが嫌気されたほか、日銀による追加利上げ観測が一転して利上げ見送り論が浮上したことなどが手控えムードを強めた。これにより国際優良株、ハイテクのほか利上げを手掛りにしていた銀行株も利食い優勢の流れが強まった。また、先物市場での大口売りオーダーの観測なども下げにつながった感はある。

 これにより日経平均は前場半ばに一時17002.67円と17000円割れ寸前まで値を下げる場面をみせている。ただし、先物市場での売り一巡などもあり、その後は押し目買い意欲の強さから下げ渋りをみせている。後場に入ると、昼のバスケットが買い決め優勢であったこともあって、下げ幅を縮めプラスに転じている。また、前場段階で若干ながらショートポジションに傾いていたことや先物市場では前場から一転、大口買いが断続的に入ったことで一時17300円を回復している。大引けにかけては1月4日の戻り高値を前に上値の重さが意識されて上げ幅を縮めているが、終値ベースでは1月4日以来の水準となる

 ゴールドマン・サックスによるポジティブなレポートが手掛りとなり、不動産株が軒並み上昇して業種平均でも上昇率トップ。UBSによるカバレッジが伝えられていた建設株も全面高となっている。そのほか、造船、鉄鋼株などの強い動きが目立っている。一方、アドバンテスト、ソニー、キヤノンといった国際優良株が軟調。利上げ後退から地銀株の下げが目立っている。そのほか、政策決定会合という重要イベントを控えて全体としての方向感は掴みづらい中、相対的な出遅れ感の強い新興市場の中小型株での、値幅取りの動きが強まっていた。 

 一転して利上げ見送り論が強まっているが、政策決定会合での結果を見極めたいとする流れから、引き続き方向感が掴みづらいと考えられる。また、今晩の米国市場ではインテル決算の影響やアップル、ソニー・エリクソンなど他のハイテク決算も控えているため、米国市場の影響も受けそうである。そのため、短期値幅取りを狙った資金は新興市場の中小型株や流動性の観点から鉄鋼、造船といったところへ向かいやすいと考えられる。また、同じく流動性に加えて値動きの良さから、ミニ日経先物などへも資金が向かうことになろう

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