【物色の柱が無いなかでは先物に振らされる】

物色の柱が無いなかでは先物に振らされる

2007年01月11日(Thu)
【物色の柱が無いなかでは先物に振らされる】
225平均 16838.17 -104.23/出来高 20億7004万株/売買代金 24037億円
TOPIX 1656.72 -6.28/SP TOPIX 1456.03 -6.34
JASDAQ平均 2134.35 -1.04

「物色の柱が無いなかでは先物に振らされる」

 日経平均は続落。104.23円安の16838.17円(出来高概算20億7000万株)で取引を終えている。前日の急反落による過熱感の後退と、警戒されていた米国市場が上昇したこともあり、テクニカルリバウンドをみせた日経平均も寄り付き直後に17000円を回復した後は膠着感の強い相場展開となった。前場段階ではサポートと意識されていた25日線をキープしていたが、オプションSQを明日に控え様子見ムードが高まる中、後場に入ると先物市場での断続的な大口売りなどに押され、同線を割り込んでいる。

 シティの撤退など貸金業法案の影響を改めて懸念する流れからノンバンクが下落しているほか、不動産、通信株などが軟調。比較的堅調に推移していた銀行株も冴えない展開となっている。また、再編期待から昨日上昇していた証券株は利食いに押され、昨年末から人気化していた橋りょう株も値を消している。一方、好業績を評価する流れから任天堂が終日強い動きをみせており、ミツミなど関連銘柄への波及効果がみられている。また、クレディ・スイスによるセクター判断の引き上げを手掛りに、紙・パルプ株の一角もしっかり。

 結果的には25日線を下回ってしまったが、一昨日の急伸によってややロングに傾いた処もあり、オプションSQを控えて先物主導の展開が想定されていたため、嫌気されるというよりは調整の一環との見方であろう。反対に任天堂など好業績を評価した流れなどは物色意欲の強さを感じる。ただ、証券株の持続が見られなかったほか、橋りょう株への短期資金は低位建設株へシフトしたとの見方もあるなど、値ごろ感からの売買が中心であるためか資金の動きも早く、明確な物色の柱が無いなかでは、先物などの動きに振らされる展開が続きそうである。理想としては国際優良株など先駆株が一服する中、利上げ観測から大手銀行株を中心として出遅れ物色が望ましいが

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