【台湾地震の影響があちらこちらに】

台湾地震の影響があちらこちらに

2006年12月27日(Wed)
【台湾地震の影響があちらこちらに】
225平均 17223.15 +53.96/出来高 16億6489万株/売買代金 17691億円
TOPIX 1676.95 +4.50/SP TOPIX 1473.21 +5.15
JASDAQ平均 2120.26 +8.82

「台湾地震の影響があちらこちらに」

 日経平均は続伸。53.96円高の17223.15円(出来高概算16億6400万株)と終値ベースでは5月8日以来の17200円を回復して取引を終えている。Xマス明けの米国市場の上昇や為替の円安傾向、原油先物相場の下落などを好感した流れから買いが先行したが、年末接近で機関投資家の動きは鈍っていることや市場参加者も減少傾向であるため、高値レベルでのもみ合いが続いた。リード役の新日鉄が前引けにかけては上げ幅を縮め、後場に入るとマイナスに転じる場面をみせたほか、住金、日金工、日新鋼が下げに転じるなど、次第に利食いの動きを強めている。台湾の地震の影響から一部オンライン証券ではシステムに障害がみられていた影響も利食いに走らせた感はある。

 一方、フォードとのトップ会談が伝えられたトヨタが大幅上昇しているほか、ホンダ、ソニー、キヤノンといった国際優良株が堅調。指数インパクトの高い東京エレクトロンなどが日経平均を下支えしたほか、銀行、証券などの一角もしっかり。そのため日経平均は高値レベルで推移するものの、台湾地震でのシステム不具合による参加者減少、鉄鋼株の上げ一服による手掛り材料難などもあり、後場は一段と膠着感の強い相場展開となった。システム不具合の影響もあって、個人投資家のシェアが高いマザーズ、ヘラクレス指数はマイナスとなった。

 台湾地震は情報端末にも影響を与えたため、ディーラー等の売買も限定的となった。後場半ばには先物市場で500枚単位の大口買いなどの動きに追随する動きもなかった。年内までのロングポジションと考えていた向きも一旦はクローズしたと考えられる。ただ、本日の上値の重さや、鉄鋼などの利食いの動きをみて需給が悪化したとは考え難く、手控えムードが強かったことが要因であろう。ただ、本日の動きによって年内の売買を閉めるきっかけになってしまった可能性はありそう。テクニカル面ではマドを空けている状態であるため、明日以降、売り優勢で始まるようだと、アイランドといった部分を警戒する声も聞こえてきそうである。

 ただし、参加者が限定的であればあるほど、国際優良株が日経平均をけん引することは考えられる。1月の金融政策決定会合での追加利上げ観測も浮上してきているが、警戒すると言うよりは、銀行株へのリバウンドの流れにつながる可能性はある。長い陽線と短い陰線を交互にみせている新日鉄は順番としては、明日は長い陽線の番である。先高期待の強い相場展開に期待したいところ

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