【過熱を冷ます間に、売り込まれていた銘柄などを見直す動きも】

過熱を冷ます間に、売り込まれていた銘柄などを見直す動きも

2006年12月15日(Fri)
【過熱を冷ます間に、売り込まれていた銘柄などを見直す動きも】
225平均 16914.31 +85.11/出来高 16億5930万株/売買代金 23126億円
TOPIX 1657.40 +5.55/SP TOPIX 1447.97 +5.78
JASDAQ平均 2127.02 +8.85

「過熱を冷ます間に、売り込まれていた銘柄などを見直す動きも」

 日経平均は5営業日続伸。85.11円高の16914.31円(出来高概算16億5900万株)と10月24日の戻り高値(16901.53円)を突破し、5月の下落スタート時の水準を回復している。14日の米国市場の上昇の流れを受けてシカゴ225先物が一時16990円まで上昇していたこともあり、寄り付き段階で10月の戻り高値を超えて始まっている。為替の円安基調や海外勢による買いバスケット観測に加え、寄り前に発表された日銀短観が予想通りであったことから、値がさハイテクや国際優良株が買い先行で始まり、大手銀行、不動産といった内需関連も強い動きをみせている。

 ただ、16959.91円まで上げ幅を広げた後は、急ピッチの上昇に対する過熱感や戻り高値到達による達成感などもあり、高値圏でのもみ合いが続いた。後場に入ると昼のバスケットがやや売り決め優勢との観測もあって、16858.35円と16900円を下回る場面もみられている。とは言え、国際優良株が引き続き強い動きをみせているなど、押し目買い意欲の強さから、その後は16900円レベルで推移。大引けにかけては連続の高値引けに期待していた面もあってか、先物市場での大口売りの影響から上げ幅を縮めている。

 来週は18−19日に日銀政策委・金融政策決定会合が予定されている。年内追加利上げはないとの方針が伝わっているため、それほど警戒する必要はなさそうである。瞬間的なショック安に見舞われたとしても、これまで積極的には参加しづらい相場が続いていたため、反対に押し目買いの好機となる可能性はあろう。また、テクニカル面での達成感や、連日膠着を続けながらじり高基調が続いているため、どちらかというとポジション的にはショートが増えやすい状況でもあると考えられるため、需給妙味はあるとみている。

 また、国際優良株の上昇が目立っているが、徐々に大きく売り込まれていた銘柄などを見直す動きも目立ってきている。国際優良株主導では国内外の機関投資家中心で手がけづらかったが、出遅れ物色が広がりをみせるようだと、これまでと一転、個人投資家などにとっては手掛けやすい相場になりそうである。また、IPOも初日に値が付かない銘柄や、人気薄であった名証セントレックス銘柄へのIPO人気が高まっていることも投資マインドが改善している証拠であろう。IPO人気が、ミクシィなど直近IPOへの出直り意識につながるといった、好循環が期待される。高値警戒感などから日経平均が膠着感を強めたとしても、売り込まれていた銘柄などの見直しの流れなどから物色意欲は後退せず、その間に日経平均が過熱を冷ますといった格好となれば、その後17000円や4月高値(17563.37円)を意識するといった先高期待を強めることが期待される

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