【需給面での不安はなく、目先的な達成感が出たとは考え難い】

需給面での不安はなく、目先的な達成感が出たとは考え難い

2006年12月11日(Mon)
【需給面での不安はなく、目先的な達成感が出たとは考え難い】
225平均 16527.99 +110.17/出来高 16億9167万株/売買代金 21840億円
TOPIX 1627.97 +11.63/SP TOPIX 1418.73 +10.41
JASDAQ平均 2114.77 +2.83

「需給面での不安はなく、目先的な達成感が出たとは考え難い」

 日経平均は反発。110.17円高の16527.99円(出来高概算16億9100万株)と終値ベースでは10月27日以来の16500円を回復している。先週末の米国市場の反発やシカゴ先物の16500円に乗せていたことや為替の円安傾向などもあって、日経平均は買い先行で始まった。しばらくは16500円前後での膠着感が強まっていたが、前引けにかけて先物市場で大口買いが入った影響から前引けでは16500円を回復して取引を終え、後場に入ると鉄鋼、商社への買いに加えて輸出関連への買いバスケット観測が加わったほか、先物市場での大口買いが連発した影響から上昇基調を強めている。

 これにより一時16600円に乗せており、10月27日と30日に空けているマド(16643.91円−16549.71円)埋めを意識した値動きとなっている。大引けにかけてはポジション調整の流れから上げ幅を縮めているが16500円は維持した。再編機運の高まりなどもあって鉄鋼が軒並み値を上げる中、マルハとニチロの統合が一部で伝わり、水産セクターに対しても再編の思惑が高まっている。

 大引けにかけての伸び悩みは、ほぼマド埋めを完了したとの見方や金融政策を見極めたいとする流れもあり、ポジションをロングに傾け難い環境であったことを窺わせる。また、東証1部の値上がり数は1000を超えているとは言え、資金は鉄鋼などに集中している感があるほか、国際優良株が指数を押し上げている面もあり、上昇ほど手掛けやすい相場環境ではないとも考えられる。そのため、需給面での不安はなく本日の上昇で目先的な達成感が出たとは考え難い。反対に先行き不透明感が燻っているために若干ショートに傾いている可能性はありそう。東証1部で信用倍率が1倍を割り込んでいる銘柄は500を超えている状況であり、今後踏み上げ的な動きを強める可能性も期待されよう

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